寄附をお考えの方へ

文化財を1000年先、2000年先の未来へ伝えるために

今日、私たちが触れる有形・無形の文化財は、長い歴史の中で生まれ、育まれ、先人たちによる不断の努力によって現在まで伝わってきた私たち共通の財産です。

時間とともに共に傷んでいくことが避けられない文化財は、社会状況の変化、開発、災害等による散逸・消滅の危機にもさらされています。

文化財を継承していくためには、調査研究等を通して得られた成果を活用しその魅力を多くの人々に伝え、一般の方々の理解の促進を図るとともに、文化財が持つ特性について理解し適切に環境を整え保存していく必要があります。

国立文化財機構は、東京・京都・奈良・九州の国立博物館、皇居三の丸尚蔵館、東京文化財研究所、奈良文化財研究所、アジア太平洋無形文化遺産研究センターで構成されており、長年にわたって日本における文化財の保存と活用の中核を担ってきました。機構で培われた知見は、アジア太平洋諸国を中心に世界の文化財の保存と活用にも活かされています。

国の厳しい財政状況の中、文化財を1000年先、2000年先の未来へと伝えるために、皆様からの寄附の重要性は一層高まっています。
私たちの豊かな伝統や文化そのものである文化財を、私たちひとりひとりが担い手となって継承していく社会へ。ご支援をよろしくお願いいたします。

独立行政法人国立文化財機構理事長

理事長の署名
  • 文化財の修理
    文化財の修理

    文化財が時間とともに共に傷んでいくことは避けられません。
    適切に管理し、そして必要な修理を定期的に行なうことで文化財を守り、次世代へ伝えていくことができます。

  • 調査研究
    調査研究

    文化財の基礎的・体系的調査研究の実施を通じ、新たな知見の開拓に努めています。
    調査研究業務だけでなく、培った知識や技術を役立てる国内外の協力事業や技術活動などにも活動資金を必要としています。

  • 施設整備
    施設の整備

    収蔵品だけでなく、建物や茶室、庭園もまた貴重な財産として維持・活用を続けています。 劣化・損傷に応じて修理が必要であるとともに、バリアフリー化や安全対策への課題も抱えています。

国立文化財機構では、寄附事業や会員制度を立上げ、個人・企業から広くご支援をお願いしています。

特定公益増進法人である国立文化財機構へのご寄附は、税制優遇措置の対象です。